ホームページを自社管理したい!やり方や注意点を徹底解説!
ホームページの運用や管理をホームページ制作会社に依存している企業も少なくないと思います。
- ホームページを自社で管理しようか迷っている
- やり方がわからないので何となく任せている
- 維持費だけで月数万円以上制作会社に支払っている
といった方に向けて、この記事ではホームページを自社管理することは可能か否かについて解説します。
さらにホームページを自社管理する際のメリットやデメリット、切り替えの方法について解説します。これらを知っておけば、自社で管理できるかどうかの目安にできます。
ホームページを自社で管理する際にやるべきこと
ホームページを自社で管理する場合、ホームページの変更はもちろんのこと、更新なども定期的に行う必要があります。
- ホームページの更新や変更作業
- ドメイン・サーバーなどの契約管理
- トラブル発生時の対応
- システムの更新
自社でホームページを管理した際に失敗しないためにも、自社管理でやるべきことを詳しく紹介します。
ホームページの更新や変更作業(情報の追加・更新)
自社のサービスや商品をブラッシュアップしたり、新作を出したりした際にホームページの更新も忘れずに行いましょう。自社管理のメリットは好きなタイミングで自由にホームページの情報を追加、更新できることです。
たとえば飲食店の場合、日替わりランチの内容を毎日ホームページで更新することによって、ランチメニューを見たお客さまが来店してくれる可能性があります。
ホームページの情報を古い状態で放置してしまい、その情報を見て来店したお客さまが求めているものが無かった場合、信頼を失ってしまいます。自社で管理する場合は、ホームページの更新や変更作業を怠らないようにしましょう。
ドメイン・サーバーなどの契約管理
ホームページを公開するために、ドメインやサーバーを契約する必要があります。更新を忘れたまま放置しているとサーバーが会社との契約が終了し、ホームページがデータごと無くなってしまいます。
更新忘れを防ぐためにも、サーバーやドメインの支払い方法はクレジットカードで登録を行い、自動で更新されるように設定するのがおすすめです。
トラブル発生時の対応
自社でホームページを管理した場合、ホームページ上のトラブルも解決にあたらなければなりません。
たとえばホームページに添付していた画像が、ある日突然すべて表示されなくなった(クラッシュしていた)というトラブルも考えられるでしょう。
保存していた画像の元データを誤って削除してしまったのか、それともサーバーのトラブルなのか、といった原因追及を行なって解決しなければユーザーが離脱してしまいます。
定期的に自社のホームページを巡り、エラーやトラブルが発生していないか確認するようにしましょう。
システムの更新
ホームページはサーバーやドメインの更新以外にも、サイトを構築しているシステムの更新も欠かせません。サーバーを最新の状態に更新していたとしてもシステムの更新を怠っていた場合、ホームページに不具合が発生する可能性もあります。
システムの更新を見逃してしまったり、更新の通知が来ているにもかかわらず怠ったりする方が非常に多いのですが、不具合の元となるので欠かさずに更新しておきましょう。
システムを更新するべき理由
システムの更新を怠った場合、ホームページの不具合だけでなく、不正アクセスされてしまうリスクも高まります。システムを古いバージョンのまま放置してしまった結果、悪意ある第三者によってホームページを乗っ取られたという事例もあります。
とくにサイト構築のシステムで最もシェアのあるWordPressは、セキュリティの脆弱性がたびたび指摘されており、対策のための新しいバージョンもよく公開されています。更新通知が来たらアップデートの内容を確認するとともに、常に最新のバージョンに保つ意識を持ちましょう。
システムの更新にはセキュリティの脆弱性向上を目的とした内容も多いため、必ず更新して最新バージョンのものに保ちましょう。
ホームページを自社管理するメリット
ホームページの運用を自社管理した場合のメリットは、大きく2つあります。
- 運用コストが安くなる
- 情報の更新や軽微な変更をすぐに行える
それぞれ詳しく解説していきます。
運用コストが安くなる
ホームページを自社管理で行なった場合、費用がサーバー代とドメイン代だけで済むのがメリットです。ホームページ制作会社に管理を依頼したらサーバー代やドメイン代以外に、管理維持費として月々数万円以上かかる場合もあります。
一方でホームページを自社管理する場合の運用コストは、月々たったの1,000円〜2,000円程度※で収まることがほとんどです。
※契約するサーバーや取得するドメインの種類によって金額は変動します。
自社管理に移行するだけで、年間何十万円もかかっていたコストを大きく抑えることができます。
情報の更新や軽微な変更をすぐに行える
自社管理を行うと、情報の更新やスタイルの変更をすぐに行えます。管理を他社に依頼している場合、変更や修正の依頼に対してすぐに対応してもらえないケースも少なくありません。
たとえばホームページを管理している会社の営業日が平日のみだった場合、土日祝に依頼した修正や更新は平日まで行なわれず、最悪の場合1週間以上待たされる事もありえます。
情報の変更や更新が必要になったタイミングですぐに対応できるのは、自社管理のメリットと言えるでしょう。
ホームページを自社管理するデメリット
ホームページを管理する際には専門的な知識も必要になるため、デメリットもいくつかあります。
- 高度な変更が難しい
- エラーが起きたら対処が難しい
- システムの更新にはリスクがある
それぞれ詳しく解説していきます。
高度な変更が難しい
自社管理にした場合、ホームページのデザイン変更や新しい機能の追加が簡単にできない点はデメリットです。知識の無い方がデザインを触ったり機能の追加や変更を行なったばかりに「ホームページが表示されなくなった」「デザインの表示が崩れてしまった」というトラブルがよく起こります。
また、ホームページ制作会社によっては、そもそもデザインの変更や追加が制作会社側でしか行えない仕様になっていることもあります。ホームページの大きな変更には専門的な知識が必要なため、自社管理の場合は対応できません。
エラーが起きたら対処が難しい
ホームページで起きたトラブルやエラーの対処も専門的な知識が必要なため、簡単には対応できないでしょう。たとえばホームページの装飾を変更しようとコードを追加した結果、他のページのデザインが崩れてしまい悩まされる方もいます。
ホームページの内部で下手なところを触ってしまうと、新たなトラブルが発生することもあるため専門的な知識が必要です。ホームページに関する知識がまったく無く不安な方は、プロに管理を依頼しておくほうが安心です。
システムの更新にはリスクがある
繰り返しになりますが、ホームページのシステムは最新のものに更新しなければ不具合が起きたり、セキュリティが脆弱になりハッキングされたりするリスクが高くなります。しかし更新をすることで不具合が発生することもあるため、注意しなければなりません。
たとえばプラグインやWordPressテーマの更新を行なった際に、デザインや文字の装飾などの表示が崩れてしまう可能性があります。自社でホームページを管理する場合は、システムの更新も慎重に行いましょう。
おすすめのシステム更新方法
システムを更新する際のよくある失敗は「更新の通知が沢山来ていたから、すべて一気に更新した」というケースです。一気に更新をしてしまうと、不具合が発生したきっかけが何なのかわからなくなってしまいます。
そのためシステムの更新はエラーや表示崩れが起きていないか「1つ更新しては確認する」という方法がおすすめです。更新したあとに不具合が発生した場合、バージョンを戻すプラグインなどを活用すると良いでしょう。
また、あらかじめX(旧Twitter)で不具合が発生していないか調べておくと、より安心して更新できます。
ホームページを制作会社の管理から自社管理に移行する手順
すでに制作会社の管理になっているホームページを自社管理に切り替えるには、次の4つの手順で行います。
- 引き継ぐホームページデータを受け取る
- レンタルサーバーと契約をする
- ドメインを取得する
- データの移行を行う
順番に解説していきます。
1:引き継ぐホームページデータを受け取る
まずはホームページを管理している制作会社に自社管理に変更する旨を連絡し、ホームページのデータを受け取ります。
たとえばWordPressで作られているホームページを自社管理に切り替える場合「WordPressを構成するファイル」や「データベース」などが必要です。
また、ホームページ制作会社によっては、すんなりと自社管理に移行できない可能性もあります。詳しくは「ホームページを管理している制作会社が移行に応じてくれない場合」をご覧ください。
2:レンタルサーバーと契約をする
ホームページデータを手に入れたら、次はホームページに必要な「レンタルサーバー」を選んで契約を行います。サーバーはホームページの情報を保管しておくために必要なものです。
当サイト「MRS」のおすすめレンタルサーバーは「エックスサーバー」と「ConoHa Wing」の2つです。詳しくは「ホームページに最適なレンタルサーバーを徹底解説!」で解説しています。
3:ドメインを取得する
レンタルサーバーを契約したら、次は「ドメイン」の取得を行います。ドメインはホームページのURLにあたる部分のことで、ドメインが無ければユーザーがホームページに訪れられません。
「エックスサーバー」か「ConoHa Wing」でレンタルサーバーを契約すれば、無料で独自ドメインを取得できます。
4:データの移行を行う
- ホームページデータ
- サーバー
- ドメイン
上記3つが揃ったら、実際にデータ移行を行います。データ移行の手続きはレンタルサーバーによっても違うため、契約したレンタルサーバーの移行手順を調べましょう。
ただし、ホームページの移行は非常に難易度が高く、手間もかかる作業です。また何時間もかけて移行したにもかかわらず、エラーでホームページが表示されなくなったという方もいらっしゃいます。
安心して確実にホームページを自社管理に移行したいのであれば、ホームページ制作のプロに任せるのが良いでしょう。フリーランスのホームページ制作クリエイターに依頼することで、相場よりも安くホームページの移行が可能です。
当サイトでも、自社管理へのホームページ移行サービスを行なっております。移行手続きに失敗してしまうと取り返しのつかないことになるため、実績豊富なプロにお任せください。
ホームページを管理している制作会社が移行に応じてくれない場合
制作会社は維持費による利益を目的としている会社もあり、顧客が逃げてしまわないように「管理会社の変更や自社管理への移行は不可」という契約にしているケースもあります。
また「WordPress」などで作られたものではなく、ホームページ制作会社独自のシステムで作られていた場合、そのシステムの所有権は制作会社にあるため自社管理へ移行は難しい可能性が高いです。
レンタルサーバーの契約などを行う前に、まずは現状契約している内容をしっかりと確認し、ホームページを移行できる契約内容になっているのか確認しましょう。
自社管理へ移行できない契約内容になっていた場合、制作会社からデータの引き継ぎは諦めて別の方法を取るしかありません。次の章で別の方法について解説します
フリーランスに依頼すれば再現が可能
契約によって自社管理への移行が不可能だった場合は、新たにホームページを作成して自社管理を行う方法もあります。その際には法人のホームページ制作会社ではなく、フリーランスに依頼するのがおすすめです。
法人のホームページ制作会社は、使用するデザインやシステムを限定していることもありホームページ制作の自由度が低いからです。
フリーランスなら、すでに運用しているホームページの仕様やデザインの再現も柔軟に対応できるだけでなく、費用も大手ホームページ制作会社よりも安く済みます。
当サイト「MRS」でも、自社管理に移行した後も自由にデザインを変更したり修正したりできるホームページ制作を行なっております。
ホームページ運用は自社管理のほうがコスパが良い
ホームページの管理は自社で行うことも可能です。自社で管理をすれば、運用コストはサーバー代とドメイン代だけで済むため毎月の費用を安く抑えられる点がメリットです。
しかしデザインの変更した際に不具合が起きたりシステムの更新時にエラーが起きたりした場合に、専門的な知識を持っていないと対応できない点は大きなデメリットです。ホームページを自社管理する場合は、ホームページの知識を身に着ける必要があるので注意してください。
当サイト「MRS」なら、一般的なホームページ制作会社よりも安く管理を請け負っております。また、契約の縛りでホームページの移行ができないと発覚したクライアント様のホームページを、新規サイトとして再現して立ち上げた経験もございます。
もちろんMRSで管理させていただいたホームページは、自社管理に移行も可能です。ホームページを自社管理に移行できずにお困りの方は、お気軽にご相談ください。