「ホームページ」と「ウェブサイト」どちらも同じような意味合いで使われますが「実際何が違うんだろう?」と疑問に感じる方もいるでしょう。
日本においてはどちらも同義語とされていますが、定義では全く違う意味になっています。
この記事ではITのことについて詳しくない方でもわかるように、ホームページとウェブサイトの違いや特徴、作り方などを丁寧に解説します。
ホームページとウェブサイトの違いとは
ホームページとウェブサイトは、基本的には同義語と考えても問題ありません。一般的には、次のようなイメージで浸透していることが多いでしょう。
- ホームページ=企業持っているもの
- Webサイト=より大規模な企業や政府機関などがもっているもの(ECサイト等)
たとえばAmazonや楽天市場のことを「ホームページ」と呼ぶ方は少ないと思われますが、厳密に言うとホームページの要素も含まれます。
それぞれの定義を解説しましょう。
ホームページとはトップページのこと
ホームページとは本来、Webサイトのトップページの事を指します。Amazonや楽天市場も、トップページのことを指す場合には「ホームページ」と表現できるのです。
日本ではホームページというとサイト全体のことをイメージしますが、海外では「ホームページ」を明確に「Webサイトのトップページ」として使いわけて表現します。海外の方にサイト全体のことを伝えたい場合は「ウェブサイト」と表現すると良いでしょう。
ウェブサイトとはWebページの集まりのこと
ウェブサイトとは本来、一つひとつのWebページが集まったものを指します。日本において一般的に「ホームページ」と表現されるものは、すべて「ウェブサイト」とも表現できるのです。
例えばIT関連の営業として「ウェブサイトの設置はお考えでは〜」と表現するのは、定義として間違いではありません。
しかしウェブサイトを持っていない方にとって「ウェブサイト」という言葉は、馴染みのない場合が多いため「ホームページ」と表現したほうが伝わりやすいでしょう。
「ウェブサイト」と「ホームページ」の定義はハッキリと違いますが、日本においては同義語になっており、相手によって使い分けるのが最適と言えます。
ホームページとウェブサイトの種類や目的を具体例で紹介
「ホームページ=トップページ」と「ウェブサイト=Webページの集まり」の定義にもとづいた、それぞれの種類や目的について解説します。
ホームページの種類や目的
ホームページ(トップページ)はサイトの入り口にあたるため、ユーザーに対して「どんな企業なのか」「どんな商品(情報)を扱っているのか」「どんなサイトなのか」といった情報を伝えるのが目的です。
例えば当サイトのホームページは「ホームページ構築に関するサービスを提供している」ということをユーザーに伝える構成になっています。
YouTubeはホームページ(トップページ)を見ただけで「動画が見れるサイト」だということがわかるでしょう。
ホームページ(トップページ)は「ユーザーがサイトを利用したときに得られること」を伝えるための重要な部分です。
ウェブサイトの種類や目的
ウェブサイトはユーザーの知りたいことや商品やサービスに関することをページに作成して、集客することが目的です。
サイト内のページを増やすことであらゆるユーザーのニーズに答えたウェブサイトが出来上がり、Googleから評価が得られる可能性も高く検索表示で上位を目指せます。
例えば当サイトの場合ホームページに関連する情報を知りたい方に向けて、ページを作成しております。
Amazonや楽天市場の場合は、非常に多くの商品ページが用意されており「ネットショッピングで買えないものは無い」と言っても過言ではないでしょう。
ウェブサイトはGoogleなどでユーザーが検索する疑問や知りたいことに対して答えるページを作成し、集客することが重要です。
ホームページとウェブサイトの作り方
日本においてホームページとウェブサイトの違いはほとんど無いですが、作り方に関しては多少違ってきます。
定義どおりで解説すると、まずはホームページ(トップページ)を作成してからウェブサイト(ページの集まり)にするためのページ作成が必要です。
それぞれ詳しく解説しましょう。
ホームページの作り方
ホームページはアメーバブログやfc2ブログといった無料で作成できるものから、月額料金を支払って有料で作成できるものもあります。
無料(一部有料も含む) | 有料 | |
作成できる代表的なツール | ・アメーバブログ ・fc2ブログ ・Studio ・wix | ・WordPress |
メリット | ・料金がかからない ・専門的な知識が不要 | ・SEO対策がしやすい ・専門的な知識が不要 ・ホームページ無くならない |
デメリット | ・突然のサービス終了でホームページが無くなるリスクがある | ・料金がかかる |
ホームページは有料のホームページ作成ツール(WordPress)を活用する方がおすすめです。無料の場合はホームページが消えて無くなるリスクがあるからです。
ホームページを活用して自社商品やサービスの売上を上げたり、ブランディングを行いたい場合に「消滅するリスク」は大きいデメリットと言えるでしょう。
詳しくは「無料でホームページを作成できるおすすめツール5選」で紹介しているので、合わせて参考にしてください。
ホームページ制作会社に依頼する場合の注意点
ホームページを作成する場合、ホームページ制作会社に依頼した方がいいか検討する方もいるでしょう。ホームページ制作会社に依頼するメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット | デメリット |
・自社のリソースを割かなくて済む ・SEO対策の専門知識が必要ない ・エラーやトラブルに悩まず済む | ・料金がかかる ・オリジナルのホームページ制作会社の場合SEO対策に弱い所もある ・追加オプションで維持費が発生する制作会社もある |
とくにWordPressなどを使わず、イチからオリジナルホームページを制作してくれる会社に依頼する場合は、注意してください。
【オリジナルホームページ制作会社に依頼する場合の注意点】
- 記事作成など操作がしづらい可能性がある
- あまりに安価な制作会社の場合デザインがダサいこともある
- 完成後のデザイン変更ができない(追加料金で対応など)
- SEO対策として必須である「SSL化」など追加で維持費がかかる場合もある
事実としてGoogle検索で上位表示されているサイトはほとんどが、WordPressで構成されています。
中には大手企業がゼロから作り上げたホームページも検索上位に表示されますが、その場合は数百万円〜数千万円かけて作り上げたホームページです。安価で完全オリジナルのホームページを作成したサイトは「検索上位に表示されていない」という事実があることも理解しておきましょう。
当サイト『MRS』ではWordPressを活用したホームページ制作をしており、SEO対策も万全で追加オプションもありません。
ウェブサイトの作り方
ホームページ(トップページ)が完成したら、ページを増やしてウェブサイトを作りあげていきましょう。当サイトも活用している「WordPress」での、ページを増やす具体的な方法を紹介します。
まずはWordPressの管理画面に入り「投稿」➡「新規投稿を追加」の順番にクリックしましょう。
記事作成画面になるため、タイトルや本文などを執筆して記事を作成します。
執筆が終わって記事が完成したら、右上にある「公開」ボタンを押しましょう。
サイト内のページを増やしていくことで、SEOに強いウェブサイトができていきます。
ホームページとウェブサイト作成時はページ構成が重要
ホームページやウェブサイトを作成するときは、単純におしゃれなデザインで作るのではなくページ構成に注力しなければなりません。
ユーザーがホームページやウェブサイトに訪れる理由は「おしゃれなホームページが見たい」というわけではなく、情報が知りたかったり悩みを解決したかったりするからです。
ホームページとウェブサイト、それぞれのページで重要なポイントを解説します。
ホームページは訴求するページ構成
ホームページ(トップページ)は、自社の商品やサービスを利用してもらうことが目的の場合が多いでしょう。そのためユーザーが「利用したい」と思わせるような、ホームページ構成にすることが重要です。
訴求するページ構想を知るには、LP(ランディングページ)サイトを研究すると良いでしょう。大手企業が作成しているLPは1ページにユーザーの現状の悩みや共感、商品やサービスを利用したあとの未来まで丁寧に作り上げられています。
ホームページを作成するときは「ユーザーに商品やサービスを訴求するために必要な構成」に注力して作り上げましょう。
ウェブサイトは集客できるページ構成
サイトのページを増やして作り上げるウェブサイトの目的は、集客することです。ウェブサイトで効果的に集客するには、Google検索の上位表示が欠かせません。
Googleの検索上位を目指すためにはSEO対策が必須となり、その中でもサイトのページを作成する際には「キーワード選定」が重要な要素です。ユーザーがGoogle検索で調べる「キーワード」を選定して、ユーザーが求めている記事を作成することがSEO対策の基本となります。
いくら記事を作成してもキーワードを正しく活用していなければ、Googleの検索結果に表示されることはありません。SEOに強いウェブサイトを作成するためには、集客できるキーワードを選定してページを作成することが、もっとも重要です。
ホームページのSEO対策に関して「ホームページのSEO対策とは?失敗しない作成方法も解説」の記事で詳しく紹介しています。
まとめ:ホームページやウェブサイトを作成して売上につなげよう
日本においてホームページとウェブサイトの違いはありません。一般的には「ホームページ」のほうが馴染みのある言葉と言えるでしょう。
また無料でホームページを作成した場合、消えてしまうリスクがあるためWordPressがおすすめです。
無料(一部有料も含む) | 有料 | |
作成できる代表的なツール | ・アメーバブログ ・fc2ブログ ・Studio ・wix | ・WordPress |
メリット | ・料金がかからない ・専門的な知識が不要 | ・SEO対策がしやすい ・専門的な知識が不要 ・ホームページ無くならない |
デメリット | ・突然のサービス終了でホームページが無くなるリスクがある | ・料金がかかる |
WordPressがホームページ作成に最適な理由も記事にしているので、合わせて参考にしてください。
また当サイト『MRS』でもホームページに関する作成やサポートをしていますので、お気軽に無料相談からお問い合わせください。